この度「ReNS-1001」初号機のレストア作業をするにあたって、初めから絶対にやりたかったこと。
それが、「Mundolf」のコンデンサーを使うことでした。
オーディオショップ店員として、現代のハイエンドスピーカーに日常的に触れていると、その音の鮮度、粒立ち、みずみずしさにドキリとさせられます。
現代のスピーカーは振動板も配線材も、はんだも「NS-1000M」の製造されていた時代から比べるとずいぶん進歩していますが、その中でも音質を決める重要なファクターがコンデンサーです。
そして、現代ハイエンドスピーカーのネットワークに使われているコンデンサーはほとんどが「Mundolf」とのこと。
とはいえ、必ずしもハイエンドスピーカーのアプローチがマッチするとは限りませんので、そこは、もちろん探り探りで、、、換装しました。
容量がぴったりとはいかないので、合成してこんな感じで詰め込みました。
そして、音を聴いて、まさに驚愕!!
音のみずみずしさがまるで別次元です。
「Jennifer Warnes Big Noise, New York」イントロのギターの音が、まるで弦をはじく指の柔らかさがわかるような、澄み渡る音色でドキリとしました。
今回、スピーカー修理担当者時代には使うことができなかった「Mundolf」。
やはり、さすがのブランドです!
この際なので、青く見えるウーファーの並列コンデンサーもmundorfに交換するべく準備中です(^^楽しみです。
ご期待ください。(お)
PS
久しぶりのレストアの記録でした。さぐりさぐりアップして行けたらと思います。(お)ことレンズリーダーの太田